台湾・高雄市に訪れるなら、絶対に外せないスポットが「六合観光夜市」です。
地元の人々や観光客に愛されるこの夜市は、アクセスの良さと活気ある雰囲気が魅力。
100軒以上の屋台が立ち並び、新鮮な海鮮や台湾伝統のスイーツなど、豊富なグルメを楽しむことができます。
夕方から深夜まで営業しており、時間帯を工夫すれば混雑を避けながらゆったりと食べ歩きが可能です。
この記事では、初めてでも安心して楽しめる六合観光夜市の楽しみ方を、アクセス方法やおすすめの屋台、雨の日の対策まで詳しく紹介していきます。
記事のポイント
六合観光夜市へのアクセス方法と移動手段
営業時間や混雑を避けるための時間帯
おすすめの屋台グルメや名物料理
雨天時や安全対策などの便利情報
目次[表示]
初めてでも楽しめる六合観光夜市
アクセスと行き方ガイド
六合観光夜市へのアクセスはとても便利です。
最寄りは高雄MRTの「美麗島駅」で、11番出口を出るとすぐ目の前が夜市の入口です。駅からは徒歩1~2分なので、初めてでも迷う心配はありません。
台鉄の高雄駅や新幹線の左営駅から来る場合も、MRTに乗り換えるだけで簡単にたどり着けます。
市内バスも12番や56番など多くの路線が夜市周辺に停まります。
荷物が多いときや雨の日には、タクシーを利用するのもおすすめです。
「六合夜市」と伝えれば、ほとんどの運転手に通じるので安心です。
高雄MRT(地下鉄): 紅線「美麗島駅」11番出口から徒歩約1分(エレベーター利用なら1番出口がおすすめ)
台湾鉄道(台鉄): 高雄駅から徒歩約15分、またはタクシーで約5分
バス: 12番、52番、56番、92番、100番、301番など多数のバス路線が六合夜市に停車
営業時間と混雑を避けるコツ
屋台を存分に巡るには営業時間と混雑状況を知ることが欠かせません。
夜市は17時頃から屋台が火を入れ始め、19時にはほぼ全店が開店して歩行者天国が熱気で満ちあふれます。
ただ、20時台は旅行ツアー客と地元の学生が一気に流れ込むため、人気店の列は30分近く伸びることもあります。
これを避けたいなら、あえて開場直後または21時以降を狙いましょう。
おすすめは、日没後すぐに海鮮粥を確保し、小腹を満たしてから人波のピークを見学し、再び落ち着いた時間帯にデザートを探す計画を立てます。
閉店は深夜2時頃ですが、材料がなくなれば繰り上げ終了するため、目当ての料理がある場合は早めの訪問が安心です。
営業時間:基本的に毎日夕方18時頃から深夜2時頃まで営業しています。
定休日はなく年中無休(店舗ごとの定休日あり)。
支払い方法と予算目安
現金は依然として屋台文化の基本で、一品あたり50〜150元が相場です。
胸ポケットに小額紙幣を分散させておくと、会計時にもたつかずスムーズです。
また、2025年の現在は台湾PayやApple PayなどQR決済を導入する屋台が増えつつありますが、通信環境によっては読み取りエラーが起きるケースも存在します。
予備の現金を1,000元ほど準備した方が精神的な余裕につながるでしょう。
友人同士でシェアする予定なら、まとめ買い割引を提案してくれる店主もいるため、値段交渉を楽しむ余地もあります。
(ただし、日本のLINE Payは使用できないそうです)
安全に楽しむための注意点
楽しい雰囲気に油断していると安全面でのリスクも見逃せません。
夜市周辺は警備員が巡回し犯罪発生率は低いものの、スリは観光都市共通の課題です。
バッグは身体の前に抱え、チャック付きポケットを活用することが望ましいでしょう。
火を扱う屋台が密集しているため、子ども連れの場合は熱い油はねにも気をつけたいものです。
いくら台湾が親日的とはいえ、深夜帯は酔客が増えるので、トラブルを避けるためアルコールの摂取量も節度を守ると安心です。
現地で困ったことがあれば、観光警察ホットライン「0800-024-111」に日本語で相談できる体制が整っていますから、万一の備えとして番号をメモしておくと良いでしょう。
雨天時の対応
もし突然のスコールに見舞われた場合でも、雨天対策を心得ていれば楽しみを中断せずに済みます。
夜市の中央にはテント付きテーブルが設置されており、小雨であれば屋根の下で食事を続行できます。
強い雨脚になった際は、美麗島駅隣接の「MoFan墨凡商場」に一時避難し、充電やトイレを済ませながら雨雲レーダーを確認する方法が便利です。
ここでは折り畳み傘や簡易レインコートを販売しているため、手ぶらで訪れても安心感があります。
多くの屋台は雨天時にビニールカーテンを下ろして営業を継続するので、行列の短縮を狙えるチャンスと前向きに捉える手もあるでしょう。
歴史と特徴
1950年代に誕生した歴史ある市場で、今では年間数百万人の観光客が訪れる国際的なグルメスポットとなっています。
約350メートルにわたる直線道路の六合二路は、日中は車が行き交う一般道ですが、夕方になると歩行者天国となり、両側に100軒以上の屋台が立ち並ぶ活気あふれる夜市へと変貌します。
道の中央にはテーブルと椅子が置かれているので、各屋台で購入した料理を持ち寄って楽しめるのが特徴的です。
六合夜市の魅力は何といっても「食」の豊かさ。
高雄という港町ならではの新鮮な海鮮料理をはじめ、台湾の伝統的なグルメを楽しめます。
台湾の屋台文化と地元の人々の暮らしを五感で感じられる場所として、国内外から多くの観光客が訪れています。
六合観光夜市グルメ情報
鄭老牌木瓜牛奶(パパイヤミルクジュース)
写真引用:食べログ
六合夜市の人気ドリンクといえば、「鄭老牌木瓜牛奶」のパパイヤミルクです。
お店は入口近くにあり、創業から50年以上の歴史を持つ老舗。
新鮮なパパイヤをその場でミキサーにかけて作るジュースは、とても濃厚でクリーミー。
完熟パパイヤの甘みと牛乳のまろやかさがぴったり合い、一度飲んだらやみつきになります。
砂糖なしのタイプも選べるので、甘さ控えめが好きな方にもおすすめです。
スイカやアボカドのミルクジュースもあり、種類も豊富。
回転が早く、注文してすぐに受け取れるのもうれしいポイントです。
地元の人も「パパイヤミルクといえばここ!」と太鼓判を押す名店なので、夜市に来たらぜひ立ち寄ってみてください。
檸檬愛玉冰(レモン愛玉ゼリージュース)
写真引用:4travel
台湾らしい爽やかなドリンクを楽しみたいなら、「檸檬愛玉冰」がおすすめです。
愛玉(オーギョーチ)という植物の種から作ったゼリーに、レモン果汁とシロップを加えたひんやりドリンクで、ぷるぷるの食感とさっぱりした味わいが特徴です。
六合夜市の人気店では、たっぷり入ってたったの25元(約100円)ととってもお手頃。
甘さと酸味のバランスがちょうどよく、暑い夜にぴったりの一杯です。
ゼリー自体は味がないため、レモンシロップの味付けがポイント。
このお店はその加減が絶妙で、最後までスッキリ飲めます。
氷をたっぷり入れたキンキンの状態で提供されるので、歩き疲れた体にもぴったり。
夜市の定番ドリンクとして、地元の人にも愛されています。
夜遅くまで営業しているので、夜市のシメにもぜひどうぞ。
六合王牌伝統豆花(伝統豆花スイーツ)
写真引用:photo-ac
夜市スイーツの定番といえば豆花(トウファ)。
歯応えのあるトッピングを楽しみたい常連も並びます。
むしろ、温冷が選べる柔軟さがあるため、気温に応じて最適な状態で味わえるのが魅力です。
主に注意したいのは、トッピングを欲張るとシロップが薄まって味がぼやける点です。
私はピーナッツと小豆の二択に絞り、豆花本来の香りを活かすことを推奨します。
それからというもの、友人に紹介する際も「まずは二種盛りから」と伝えるのが定番になりました。
どれだけ行列が長くても鍋が大きいので回転は速く、食後のデザートとして計算しやすい店と言えるでしょう。
六合第一味担仔麺(台南風タンツーメン)
写真引用:食べログ
台湾南部・台南発祥の担仔麺(タンツーメン)は、六合夜市でも楽しめます。
中でも「六合第一味担仔麺」は、台南の有名店「度小月」の味を受け継いだ老舗で、屋台風の懐かしい雰囲気が魅力です。
看板メニューの担仔麺は、エビのだしが効いた醤油ベースのスープに細麺を合わせ、甘辛い豚そぼろとエビをトッピングした一杯。
小ぶりですが、旨みがぎゅっと詰まっていて満足感があります。
価格は1杯40元ほどと手ごろで、小腹を満たすのにぴったりです。
滷蛋(味付け玉子)や魚丸湯(つみれスープ)などのサイドメニューも人気で、組み合わせて楽しむ人も多いです。
夜市で本場の味が手軽に味わえるとあって、観光客にも好評の一品です。
光頭老闆𩵚魠魚焿・鐵板炒飯(サワラ魚と鉄板炒飯)
写真引用:4travel
炒飯好きに大人気なのが、六合夜市の「光頭老闆(グァントウラオバン)」です。
坊主頭の店主が大きな鉄板で炒める姿が名物で、その人柄にもファンが集まります。
看板メニューは、香ばしくパラパラに仕上がった醤油ベースの炒飯。
卵やネギ、チャーシューなどシンプルな具材ですが、強火で一気に炒めることで驚くほど美味しくなります。
一皿70元とボリュームも満点です。
もう一つのおすすめは、白身魚とタケノコ、卵が入ったとろみスープ「𩵚魠魚焿(トウチョウユータン)」。
出汁のきいたやさしい味わいで、炒飯と一緒に楽しむ人が多いです。
隣には系列の餃子や麺のお店もあり、いろいろな組み合わせが楽しめます。
店主のあたたかい雰囲気と確かな味で、「高雄で一番おいしい炒飯」との声もあるほどの名店です。
動画撮影する観光客も多かったですよ。
卡滋章魚小丸子(台湾風たこ焼き)
写真引用:Instagram
台湾の六合夜市には、人気のたこ焼き屋台「卡滋章魚小丸子」があります。
見た目は日本のたこ焼きに似ていますが、生地や味付けに台湾らしい工夫がされていて、外はカリッと中はとろっとした食感が特徴です。
「卡滋」はカリッという音を表す言葉で、その名の通り香ばしく焼き上がっています。
キムチ味や塩漬け卵黄味など、珍しいフレーバーもあり、特に観光客に人気です。
6個入りで手ごろな値段なので、気軽に楽しめます。
屋台では、店員さんが手際よくたこ焼きを作る様子を見ることができ、その姿に思わず足を止める人も多いです。
日本とは少し違う「台湾風たこ焼き」、ぜひ味わってみてください。
盛奕大腸包小腸(大腸包小腸)
写真引用:Google
「大腸包小腸」は、台湾の夜市でとても人気のある料理です。
もち米で作られた腸の中に、香ばしく焼いたソーセージをはさんだ料理で、見た目も豪快なことから「台湾ホットドッグ」とも呼ばれています。
六合夜市でおすすめなのが「盛奕大腸包小腸」です。
ここでは、もち米の腸がカレーや紫米、バジルなど5種類から選べて、自分好みの味を楽しめます。
ソーセージと一緒に、ニンニクやキュウリの漬物なども挟んであり、食べごたえたっぷりです。
注文を受けてから手際よく焼いてくれるので、並んでいても待ち時間はそれほど長くありません。
初めての方でも安心して食べられるように、店頭には多言語の案内があり、観光客にも優しいお店です。
六合蚵仔煎(牡蠣オムレツ)
写真引用:Google
台湾の人気夜市グルメ「牡蠣オムレツ(蚵仔煎)」は、六合夜市でも楽しめます。
中でも「六合蚵仔煎」というお店はとても有名で、毎晩たくさんの人でにぎわっています。
卵とサツマイモ粉を混ぜた生地に、ぷりぷりの牡蠣と青菜を加え、鉄板で焼き上げた一品。
特製の甘辛いソースがかかっていて、もちっとした食感と牡蠣のうまみが絶妙です。
辛いのが好きな方はチリソースを加えると、ピリッとしたアクセントも楽しめます。
牡蠣はお店でひとつずつ丁寧に殻をむいて使っているので、とても新鮮。
台湾夜市の雰囲気を感じたい方には、ぜひおすすめの料理です。
莊記海産粥(海鮮お粥)
写真引用:4travel
高雄・六合夜市にある「莊記海産粥」は、50年以上続く老舗の人気店です。
場所は夜市の奥の方にありますが、いつも多くの人でにぎわっています。
看板メニューは、エビ、牡蠣、イカ、白身魚、アサリなどがたっぷり入った海鮮粥。
やさしい味付けで、素材の旨みをしっかり感じられる一杯です。
刻みネギや揚げニンニクの香ばしさも加わり、最後の一口まで飽きずに楽しめます。
海鮮のボリュームを考えると、150元ほどの価格にも納得。
あっさりしているので、年配の方にも好評です。
夜市の散策中に、ほっとひと息つけるおすすめの一品ですよ。
真好味素食(ベジタリアン料理)
写真引用:Google
台湾ではベジタリアン料理が意外と身近で、六合夜市にも「真好味素食」という評判の精進料理のお店があります。
ここでは肉や魚を使わず、野菜や大豆製品を使った美味しい料理が楽しめます。
人気のグァバオ(台湾風ハンバーガー)は、ふわふわの蒸しパンに炒めた野菜や煮込み大豆ミートを挟んだボリューム満点の一品で、なんと1個35元ほど。
もう一つのおすすめは、甘辛い大豆ミートそぼろをご飯にのせた素肉燥飯。
どちらもお肉なしとは思えない深い味わいです。
麺類や春巻きなどもあり、どれも手ごろな値段でいただけます。
お肉にちょっと疲れた時や、野菜をしっかり取りたい時にぴったりのお店ですよ。
方記手工水餃(手作り水餃子)
写真引用:食べログ
六合夜市で特に人気の「方記手工水餃」は、手作り水餃子の専門店です。
赤い看板が目印で、毎晩行列ができるほどの人気ぶり。
手で丁寧に包まれた餃子は、もっちりとした皮と肉汁たっぷりの餡が魅力で、一口食べるとそのおいしさに驚きます。
メニューはシンプルにニラ入り豚肉餃子と酸辣湯のみ。
餃子は10個から注文でき、1個あたり約30円とリーズナブル。
酸味と胡椒のきいた酸辣湯は餃子との相性抜群で、セットで頼むのが地元のおすすめスタイルです。
お店は美麗島駅からすぐの場所にあり、注文もジェスチャーで伝えやすいので旅行者も安心。
混んでいても回転が早く、並んでも食べる価値のある名店です。
六合烤肉之家(串焼きバーベキュー)
写真引用:tripadvisor
夜市の楽しみのひとつが串焼きですが、「六合烤肉之家」はその中でも観光客に大人気のお店です。
牛・豚・鶏はもちろん、エビやイカなどの海鮮、ナスやキノコ、トウモロコシといった野菜まで、たくさんの串が並んでいて、好きなものをトレーに取って渡すと、その場で炭火焼きにしてくれます。
特製の甘辛い台湾風タレを何度も塗って焼くので、香ばしさがたまりません。
辛さも調整できるので、辛いのが苦手な方は「辛くしないで」と伝えましょう。
串は1本30〜60元ほどで、夜遅くまで営業しているのも嬉しいポイント。
少し時間はかかりますが、番号札で呼ばれるので、その間に他の屋台を見て回るのもアリです。
熱々の串を片手に夜市を歩くのは、最高の締めくくりになりますよ。
まとめ:初めてでも安心して楽しめる六合観光夜市
高雄市中心部にありアクセスが非常に良い
美麗島駅11番出口から徒歩約1分と分かりやすい
タクシー利用で高雄駅から100元前後とリーズナブル
バスは多数の路線が夜市に停車し選択肢が豊富
MRT空港線利用で空港からも20分ほどで到着可能
夜市は毎日18時頃から深夜2時頃まで営業
屋台のピークは20時台で混雑回避には時間調整が有効
屋台の予算は一品50〜150元で現金が基本
台湾PayやApple Payも一部導入されている
写真映えスポットが夜市内外に複数存在する
防犯対策や火傷防止など安全面の配慮が必要
雨天時はテント席や隣接商業施設が利用可能
新鮮な海鮮や台湾名物が豊富に揃うグルメの宝庫
精進料理やベジタリアン向けメニューも充実
地元民と観光客の双方に親しまれている夜市である
六合観光夜市は、アクセスの良さと豊富な屋台グルメ、そして活気あふれる雰囲気で、初めての方でも安心して楽しめる観光スポットです。
高雄市を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。
海鮮やスイーツ、ベジタリアン料理まで多彩なメニューがそろい、誰と訪れても満足できること間違いなしです。
雨の日でも安心な設備が整っているのも嬉しいポイントです。
限られた滞在時間でも台湾ならではの味と文化を気軽に体験できる「六合観光夜市」、旅の思い出にぜひ加えてみてください。