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観光スポット

勝利星村を巡るレトロ建築とアートな台湾旅

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台湾観光ガイド

台湾旅行が大好きで何回も旅行しています。 皆様にも台湾の魅力を知って頂きたくてサイトを作りました。 ホテル・観光・航空券・お土産など初心者からリピーターまで役に立つ情報を発信します。

台湾南部・屏東市にある勝利星村は、日本統治時代の建物が数多く残る歴史深い観光地です。

屏東駅から徒歩圏内に位置し、アクセスの良さも魅力の一つです。

園内には、当時の軍官宿舎をはじめとする貴重な歴史建築物が保存されており、ノスタルジックな雰囲気が漂います。

また、アートと融合したオブジェが点在し、散策しながら楽しめるのも大きな特徴です。

レトロな街並みや、浴衣での記念撮影など、歴史と現代の魅力が詰まった勝利星村は、台湾旅行でぜひ訪れたいスポットです。

記事のポイント

🔴勝利星村に残る日本統治時代の建築と歴史背景

🔴戦後の眷村文化とその暮らしの様子

🔴オブジェやアート作品が融合した観光スポットの魅力

🔴屏東駅からのアクセスや散策のモデルコース

勝利星村で味わう歴史と現代の融合

日本統治時代の建物を巡る

日本統治時代の建物を巡る

勝利星村では、屏東市内に現存する数少ない日本統治時代の軍官宿舎を間近で見ることができます。

具体的には、1927年から建設が始まり、1936年の再編に伴って整備された建物が中心となっています。

これらの建築物は、当時の飛行第8戦隊宿舎や指揮官の住居として使用されていました

瓦屋根や和洋折衷の意匠、平屋建てなど、今では台湾では珍しい日本式の建築様式が特徴であり、歴史的な価値も非常に高いといえます。

園内には71棟、110戸の日本式平屋が保存されており、その中には孫立人将軍行館や将軍之屋といった重要な歴史建造物も含まれています。

こうした建物を巡ることで、日本統治時代の屏東における軍事的背景や生活様式を具体的に感じ取ることができる貴重な体験が可能です。

 

戦後の眷村文化を感じる

戦後の眷村文化を感じる

勝利星村の魅力の一つとして、戦後の眷村文化を今に伝える点が挙げられます。

眷村とは、中国大陸から台湾に移住してきた軍人やその家族が住んでいた集落を指します。

第二次世界大戦後、日本軍の宿舎だった建物は国民党政府により接収され、勝利新村や崇仁新村といった眷村として再利用されました。

かつてこの地域には60名以上の将軍が居住しており、台湾で最も規模の大きな眷村の一つとされています。

実際に住んでいた住民の痕跡として、壁に残された文字や賞状、写真などが見られ、当時の暮らしぶりをうかがい知ることができます。

また、建物の一部が中国風に改装されている点も、眷村文化の特徴として注目されます。

こうして勝利星村は、台湾における戦後の歴史や社会の変遷を体感できる場として、多くの人々に親しまれています。

 

修復された建物の魅力とは

修復された建物の魅力とは

勝利星村の建物群は、2007年に屏東県によって歴史建築として登録され、そこから約10年の歳月をかけて整備・修復が進められてきました。

そして2018年、「勝利星村創意生活園区」として一般公開されるに至りました。

園区内には69棟の歴史的建造物が保存されており、それらは日本統治時代の建築様式を保ちながら、現代的なカフェ、ショップ、文化施設としてリノベーションされています。

特に、将軍之屋はかつて軍の高官の宿舎として使用されていたとされ、現在はサービスセンターとして観光客の案内拠点となっています。

建物の外観や内部は丁寧に修復され、歴史的な雰囲気を損なうことなく、訪問者が快適に過ごせる空間に仕上がっています。

これにより、古い建物に新たな命を吹き込むことで、歴史と現代の融合が体現された空間が生まれ、多くの観光客を魅了しています。

 

遺構公園でアートを楽しむ

遺構公園でアートを楽しむ

勝利星村の中でも特にユニークな場所として、「遺構公園」があります。

ここは、かつての得勝新村の一部であり、多くの建物が老朽化により修復困難だったため、その姿を残しつつアート空間として再活用されています。

園内には、逆回転する巨大な時計や飛行機の翼のようなオブジェ、銅製の屏東市地図など、個性的なアート作品が点在しており、訪れる人々の目を引きます。

遺構公園は勝利エリアのすぐ隣に位置し、夜間にはライトアップも施され、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

破壊された建物をそのまま保存しながら、アートを取り入れて再生したこの公園は、歴史の重みと創造性が共存する場となっており、勝利星村の新たな魅力として注目されています。

 

フォトジェニックな撮影スポット

フォトジェニックな撮影スポット

勝利星村は、写真好きな観光客にとっても魅力的なスポットです。

日本統治時代や戦後の伝統建築を背景に、レトロな雰囲気の中で写真を撮影できる場所が数多くあります。

特に人気なのが、浴衣やチャイナ服をレンタルして、昔ながらの建物の前で記念撮影をするスタイルです。

街並みには、屋根に動物が乗ったバス停や飛行機タンクを活用したウォータータワー、葉っぱが壁を食い込んだように見えるアートインスタレーションなど、ユニークな被写体が点在しています。

また、駄菓子屋やベーカリーカフェなども、ノスタルジックな風情を醸し出しており、撮影スポットとして人気があります。

さらに、ライトアップされた夜の風景もフォトジェニックで、日中とは異なる魅力を感じられます。

園内を歩きながら、偶然見つけた景色を写真に収める楽しみもあり、散策自体がフォトツアーのような体験となります。

 

勝利星村で過ごす観光モデル

おすすめの散策ルート紹介

おすすめの散策ルート紹介

勝利星村の敷地は非常に広く、見どころが点在しているため、効率よく楽しむには事前にルートを決めておくのが理想です。

屏東駅から徒歩約10〜15分でアクセスできるため、午前中の早い時間に出発するのがおすすめです。

まず、勝利区の青島街周辺に集まるカフェや雑貨店を目指して散策を始めましょう。

ここにはおしゃれな店舗が多く、レトロな街並みを歩きながらショップをのぞく楽しさがあります。

その後、永勝巷に足を運び、最も美しい保存状態といわれる日本統治時代の建築物を鑑賞します。

続いて、勝利エリアにあるサービスセンター「将軍之屋」でパンフレットを入手し、周辺の歴史的建造物や遺構公園を巡るルートへ進みます。

午後はカフェやレストランで昼食を取り、最後に遺構公園のアート作品を楽しんだ後、夕方にはライトアップされた景色を満喫して1日を締めくくるのが理想的な流れです。

 

見逃せないアート作品特集

見逃せないアート作品特集

勝利星村の魅力は、歴史的な建築だけではありません。

園内の各所に展示されたアート作品も見逃せない要素です。

特に注目すべきなのは、遺構公園に点在するオブジェです。

「左折右折」と題された逆回転する巨大な時計

「左折右折」と題された逆回転する巨大な時計や、飛行機のタンクを再利用した「飛行機を造る」などのウォータータワー、銅製の屏東市地図など、独創的な作品が来訪者の興味を引きます。

こうしたアートは、壊れた建物の構造と融合するように設置されており、歴史と現代アートが交差する独特な景観を作り出しています。

さらに、屋根の上に猫や犬の像が乗ったバス停など、遊び心のある設計も目立ち、写真を撮るスポットとしても人気です。

これらの作品は昼と夜で印象が異なり、ライトアップによって幻想的な雰囲気に包まれる夜の展示も好評です。

散策しながらお気に入りの作品を見つける楽しさがあり、歩くだけでアート鑑賞ができる点も魅力です。

 

チャイナドレスで記念撮影を満喫

チャイナドレスで記念撮影を満喫

勝利星村では、日本統治時代の建物や台湾の伝統的な家屋を背景に、浴衣やチャイナドレスを着て記念撮影を楽しむことができます。

特に観光客に人気なのが浴衣レンタルサービスで、レトロな街並みに溶け込むような衣装での撮影が可能です。

園内には、衣装をレンタルできるショップがあり、建物の雰囲気にマッチした着こなしを提案してくれるのも魅力の一つです。

永勝巷をはじめとする保存状態の良い建物の前や、アート作品のそばで撮る写真は特に映え、SNSにも多数投稿されています。

また、衣装を着たまま散策を続けることができるため、思い出に残る1日を演出できます。

フォトジェニックな要素が詰まった勝利星村では、記念撮影が旅の大きな楽しみの一つとなっています。

 

歴史建築のカフェでひと休み

歴史建築のカフェでひと休み

園区内にはリノベーションされた歴史的建物を活用したカフェが多数あり、観光の合間に立ち寄るのに最適です。

例えば、1950年代の台湾を感じさせる「五十年代 鄉下人家柑仔店」では、駄菓子の販売だけでなく、レトロな空間で飲食も楽しめます。

その他にも、ベーカリーカフェやイタリアンレストラン、テーマ性のあるカフェなどが点在しており、各店舗が独自のスタイルで運営されています。

多くの建物が日本統治時代の平屋を改装して使われており、歴史の雰囲気を感じながら食事や休憩ができるのが特徴です。

こうしたカフェでは、冷たいドリンクやスイーツを味わいながら、暑さをしのいだり、歩き疲れた足を休めることができます。

一部の店舗は火曜日が定休日のため、事前に公式サイトやSNSで営業情報を確認しておくと安心です。

 

散策時の注意点と持ち物

散策時の注意点と持ち物

勝利星村は広大な敷地を持ち、見どころも多いため、計画的な散策が求められます。

まず、特に夏場は気温が高くなるため、帽子や日焼け止め、水筒などを持参し、こまめな水分補給を心がけましょう。

園内には多くのアート作品や文化施設がありますが、それらの見学には時間がかかるため、歩きやすい靴を履くことが重要です。

また、一部の店舗やサービスセンターは火曜日が定休日の場合があるため、訪問前に営業時間を確認しておくことをおすすめします。

建物やアート作品には手を触れないなど、マナーを守って行動することも大切です。

地図や案内標識を活用し、迷わずにスムーズに移動できるようにしておくと、より快適な観光が楽しめます。

 

勝利星村周辺のグルメ情報

地元で評判の生煎包を堪能

勝利星村 大埔生煎包

勝利星村の観光を楽しんだ後は、近隣にある地元で人気のグルメを味わうのもおすすめです。

特に評判なのが「大埔生煎包」で、ここでは焼きたての生煎包を楽しむことができます。

この店は行列ができるほどの人気を誇り、地元の人々にも長年親しまれています。

皮はパリッと香ばしく、中はジューシーで肉汁があふれるほどしっかりとした味わいです。

生煎包は手軽に食べられるため、散策の合間の軽食としてもちょうど良く、観光客にも食べ歩きにぴったりの一品です。

店舗は勝利星村から徒歩約10分程度の場所にあり、アクセスしやすいのが魅力です。

屏東の街を味わうには、このようなローカルな名店を訪れることが一つの楽しみとなります。

 

屏東名物の旗魚黒輪を食べる

屏東名物の旗魚黒輪を食べる

もう一つ、屏東で外せない名物が「旗魚黒輪」です。

「發財車旗魚黑輪」という屋台風の店が有名で、地元の人々の間でも定評があります。

旗魚黒輪は、カジキマグロのすり身を使った練り物で、表面を香ばしく焼き上げたものです。

香ばしい香りが漂い、食欲をそそります。

こちらでは、注文すると無料で味噌汁が提供されるというサービスもあり、ちょっとした休憩にも適しています。

旗魚黒輪はシンプルな味ながら、素材の風味が活かされており、一口食べればその人気の理由がよくわかります。

こうした地域に根付いた名物グルメに触れることで、観光の楽しみが一層広がります。

勝利星村から徒歩約10分程度の場所にあり、観光とセットで立ち寄ることで、屏東ならではの食文化を味わうことができます。

 

レトロな駄菓子屋で懐かしむ

五十年代 鄉下人家柑仔店

勝利星村には、古き良き時代を感じられる駄菓子屋もあり、観光の合間に立ち寄ると、どこか懐かしい気分にさせてくれます。

代表的なのが「五十年代 鄉下人家柑仔店」で、1950年代の台湾の農村風景を再現したような内装が印象的です。

店内には、昔ながらのパッケージの駄菓子や、当時を彷彿とさせる雑貨が並び、見るだけでも楽しい空間です。

子ども時代を思い出させるような雰囲気が広がり、大人にも人気のスポットとなっています。

さらに、キーホルダーなどのお土産も販売されており、ちょっとした記念品選びにも最適です。

歴史的な建物とレトロな店構えが合わさったこの駄菓子屋は、写真スポットとしても人気があり、訪れる価値のある場所といえるでしょう。

 

甘辛トマトと伝統スイーツ体験

甘辛トマトと伝統スイーツ体験

勝利星村の周辺には、南台湾ならではのユニークなグルメも楽しめます。

「大埔蕃茄盤」では、特製の甘辛いタレで味付けされたトマトを提供しており、その独特な味わいが地元の人々に支持されています。

台湾南部では一般的な食べ方で、甘さと酸味、そしてほのかな辛味が絶妙に調和した一皿です。

また、「江記製粿」では、碗粿(わんくぃ)や肉粽といった伝統的な台湾料理も味わえます。

碗粿は米粉を蒸して固めたもので、もちもちとした食感が特徴です。

肉粽は台湾式のおこわで、竹の葉に包まれて蒸し上げられた香ばしさが魅力です。

いずれも地元で愛されてきた料理であり、勝利星村から徒歩約10分程度の場所にあるこれらの名店を訪れることで、台湾南部の食文化を深く体験することができます。

 

休憩に最適なカフェ特集

 

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勝利星村を歩き回った後の休憩には、園内やその周辺に点在するカフェが最適です。

勝利星村の建物はリノベーションされており、当時の日本建築の趣を残しながらも、快適な空間へと生まれ変わっています。

カフェの多くはこうした歴史的建造物を利用しており、落ち着いた雰囲気の中で飲食ができます。

冷たいドリンクやスイーツを提供する店も多く、散策中の一休みにぴったりです。

また、特定のテーマを持ったカフェもあり、例えば「御木軒冰室」では昭和風情のレトロな雰囲気の中で、小熊冰淇淋や小白熊剉冰などのユニークなスイーツを楽しめます。

多くの店舗が火曜日を定休日としているため、訪れる際には事前に営業時間の確認をおすすめします。

散策の合間に立ち寄って、歴史とアートが融合した空間でゆったりとした時間を過ごすのも、勝利星村の魅力の一つです。

 

 まとめ:歴史と現代が融合する勝利星村の魅力

まとめ
✅日本統治時代の軍官宿舎が多く現存している

✅屏東駅から徒歩圏内でアクセスが良い

✅歴史建築物を活用したカフェやショップが点在している

✅日本式の平屋建てが多数保存されている

✅眷村文化を伝える貴重な地域である

✅建物の一部に中国風の改装が施されている

✅約10年かけて修復・整備された歴史的建造物が多い

✅将軍之屋が観光案内の拠点となっている

✅遺構公園ではアートと歴史が融合した空間が楽しめる

✅巨大時計や銅製地図など個性的なオブジェが点在している

✅浴衣やチャイナドレスのレンタルでレトロな撮影が可能

✅夜間のライトアップで幻想的な雰囲気を味わえる

✅地元グルメが充実し、食べ歩きが楽しめる

✅駄菓子屋やベーカリーが懐かしい空間を演出している

✅散策には水分補給や歩きやすい靴が必須である

勝利星村は、日本統治時代の面影を残しながらも、現代の感性を取り入れたユニークな観光地です。

歴史建築物を活かしたカフェやショップ、眷村文化を感じる住居群、アートと融合した遺構公園など、見どころが満載です。

屏東駅からのアクセスも良く、日帰り観光にも最適な立地にあります。

レトロな雰囲気の中での散策や記念撮影、地元グルメとの出会いは、台湾旅行の特別な思い出になることでしょう。

ぜひ一度、勝利星村を訪れて、その魅力を体感してみてください。