台湾は日本から約3時間半というアクセスの良さと、豊かな食文化、親日的な雰囲気から年々人気が高まっている観光地です。
特に短期間でも効率よく楽しめる台北を中心とした2泊3日の旅行は、週末を利用した気軽な海外旅行としても最適です。
本記事では、限られた日程でも充実した旅が叶う台湾旅行2泊3日モデルコースを紹介します。
観光スポットやグルメ、移動手段まで網羅し、無駄のないスケジュール作成のヒントが満載です。
さらに、気になる予算の目安や格安で旅を楽しむためのコツ、現金の使い方まで丁寧に解説。
これから台湾旅行を検討している方にとって、役立つ情報が詰まった内容となっています。
記事のポイント
🔴台北を中心とした2泊3日の観光スケジュールの立て方
🔴各スポットへのアクセス方法と所要時間
🔴現地での予算感や格安旅行の工夫
🔴現金の使い方やおすすめのお土産情報
台湾旅行2泊3日モデルコース
Day1:台北市内の定番スポットを巡る
午前:台湾到着・台北市内へ移動
台湾の玄関口である桃園国際空港に到着したら、まずは台北市内へ移動しましょう。
市内へのアクセス方法はいくつかありますが、最もスムーズなのは台湾桃園国際空港MRT(空港線)です。
所要時間は約40分、料金は片道160元(約800円)ほどです。
松山空港の場合
MRT(地下鉄): 普通列車
松山空港駅(文湖線)から台北駅まで、忠孝復興駅で板南線に乗り換えて約16~20分(乗換時間含む)。
料金: 大人 NT$25(約115円)。
・台湾桃園国際空港MRT:約40分、NT$160(約800円)
・バス:約45-60分、NT$125(約600円)程度
・タクシー:約40-60分、NT$1,000-1,200(約5,000-6,000円)
【アクセス情報 松山空港】
・MRT(地下鉄):約16~20分、NT$25(約115円)
・タクシー:所要時間約20~30分、料金はNT$200~250(約915~1,145円)
台北駅に到着したら、まずはホテルにチェックインするか荷物を預けましょう。
台北市内での宿泊は、MRTの駅近く、特に台北駅、西門駅、中山駅周辺がアクセス良好でおすすめです。
多くのホテルでは、チェックイン前やチェックアウト後に荷物を無料で預かってくれるサービスを提供しています。
一部の小規模なホテルやゲストハウスでは、荷物預かりスペースが限られている場合があるため、事前に確認することをおすすめします。
貴重品や壊れ物、生ものは預けられない場合が多いので、必要なものは自分で管理してください。
まれに有料の場合もあるため、無料かどうかを事前に確認すると安心です。
昼:鼎泰豊(ディンタイフォン)で小籠包ランチ
台湾グルメの代表格である小籠包を本場で味わうなら、世界的に有名な鼎泰豊がおすすめです。
特に本店(信義店)が人気です。(東京・横浜・名古屋・大阪にも支店あります)
・本店住所:台北市大安区信義路2段194号
・営業時間:10:00~21:00
・アクセス:MRT東門駅から徒歩約5分
・予算:小籠包10個入り 330元(約1,600円)、一人あたり500~800元程度(約2,500~4,000円)
私が台湾を訪れるたびに必ず立ち寄るのがこの鼎泰豊です。
特に定番の豚肉小籠包と季節の点心をセットで注文することをおすすめします。
皮の薄さとジューシーなスープが特徴で、醤油、酢、生姜を混ぜた特製タレにつけて食べると絶品です!
午後:中正紀念堂と龍山寺を巡る
ランチの後は、中正紀念堂へ向かいましょう。
台湾の初代総統、蒋介石を記念して建てられた白亜の建物は必見です。
・住所:台北市中正区中山南路21号
・営業時間:09:00~18:00
・アクセス:MRT中正紀念堂駅から徒歩約5分
・入場料:無料
・注目ポイント:衛兵交代式(毎時00分)
中正紀念堂を見学した後は、台湾最古の寺院の一つ、龍山寺へ。
こちらではおみくじを引いたり、願い事をしたりする台湾の伝統的な文化も体験できます。
・住所:台北市萬華区広州街211号
・営業時間:06:00~22:00
・アクセス:MRT龍山寺駅から徒歩約5分
・入場料:無料
・注目ポイント:人気パワースポット
龍山寺では台湾式のおみくじ「抽籤」を体験してみてください。
日本語対応もあり、願い事を考えながら木の棒を振り、落ちた番号のおみくじを受け取ります。
龍山寺は1738年に建てられた台北で一番古いお寺で、2018年に国の重要文化財になりました。
観世音菩薩を中心に100以上の神様が祀られ、恋愛、仕事、学業、健康、安産などさまざまな神様がいます。
夕方:台北101展望台からの夕景
台北のランドマークである台北101へ向かいましょう。
508メートルの高さからは、台北市内を360度見渡すことができます。
特に夕暮れ時から夜景への移り変わりが美しいので、17時頃の訪問がおすすめです。
・住所:台北市信義区信義路5段7号
・営業時間:11:00~21:00(最終入場20:15)
・アクセス:MRT台北101/世貿駅から徒歩約5分
・入場料:展望台チケット 600元(約3,000円)
・注目ポイント:世界一重い免震装置「ダンパー」の見学も可能
台北101の展望台からは、台北の街並みを一望できます。
晴れた日には台北市を囲む山々まで見渡せ、夕暮れから夜にかけては徐々に灯る街の明かりが幻想的です。
また、89階にある巨大な「ダンパー」は、地震や強風から建物を守る世界最大の免震装置として有名です。
夜:士林夜市で台湾B級グルメ
台北の夜を楽しむなら、台湾最大級の夜市「士林夜市」で食べ歩きがおすすめです。
様々な台湾グルメを少しずつ試せるのが夜市の醍醐味です。
・住所:台北市士林区基河路101号
・営業時間:17:00~24:00頃(店舗により異なる)
・アクセス:MRT剣潭駅から徒歩約10分
・おすすめグルメ:
- 大餅包小餅(大きな餅で小さな餅を包んだ台湾式クレープ)
- 士林大香腸(台湾式ソーセージ)
- 豪大大雞排(巨大チキンカツ)
- 芋圓(タロイモ団子のデザート)
士林夜市は台北最大の夜市で、グルメだけでなくゲームや雑貨なども楽しめる総合的な観光スポットです。
特に「豪大大雞排」の巨大チキンカツは、サクサクの食感とスパイシーな味付けが絶妙で、現地の若者にも大人気。
また、「芋圓」というタロイモで作られたもちもちのデザートも、甘さ控えめで日本人の口にもよく合います。
Day2:台北近郊の人気スポット「九份」と「十分」を巡る
2日目は台北近郊にある人気の観光地、九份と十分へ日帰り観光に出かけましょう。
どちらも台北から鉄道とバスを乗り継いで約1時間程度で行けます。
午前:台北から十分へ
【十分へのアクセス】
1. 台北駅から瑞芳駅まで電車で約40分(50-80元)
2. 瑞芳駅で平渓線に乗り換え、十分駅まで約30分(15元)
※台北からの直通バスツアーもあり
まずは十分へ向かいましょう。
十分での主な体験は、願い事を書いた天燈(ランタン)を空に飛ばすことです。
写真引用:google
・十分老街(旧市街)の散策
・天燈(ランタン)上げ体験:1個約150-200元
・十分瀑布(滝)の見学:無料
十分では天燈上げを体験するのがおすすめです。
専用の紙製ランタンに願い事を書き、火を灯して空へ飛ばします。
4面あるランタンにはそれぞれ異なる色があり、赤は「健康」、黄色は「金運」、青は「キャリア」、白は「学業」など、願い事によって色を選べます。
私が訪れた時は、現地の方に勧められてグループで1つの大きなランタンに願い事を書きました。
みんなの願いを乗せたランタンが夜空に舞い上がる様子は本当に感動的でした。
午後:九份へ移動
【十分から九份へのアクセス】
1. 十分から瑞芳駅に戻る(平渓線約30分)
2. 瑞芳駅から九份行きのバス(788、825、827、856番など)で約15分(15-20元)
十分からは一度瑞芳駅に戻り、バスに乗り換えて九份へ向かいます。
九份は山の斜面に建つレトロな街並みが特徴で、日が暮れると提灯に照らされた風景は一層幻想的になります。
・基山街(旧市街)の散策
・茶芸館でのティータイム:1人約300-500元
(特に阿妹茶楼は有名)
・ローカルフード:魚丸湯(魚のすり身のスープ)、芋圓(タロイモのデザート)など
・夕景・夜景鑑賞(16:00以降がおすすめ)
九份では必ず茶芸館に立ち寄りましょう。
中でも「阿妹茶楼」は「千と千尋の神隠し」の湯屋と似ている言われ、台湾茶を楽しみながら山と海の絶景が一望できます。
私がおすすめしたいのは、17時頃から訪れて日が沈む様子から街に灯りが灯る過程を楽しむこと。
赤い提灯に照らされる夜の九份は、まるで異世界に迷い込んだような不思議な感覚になります。
夜:台北に戻り夜市や自由時間
九份での観光を楽しんだ後は、瑞芳駅から台北に戻ります。
夕食は台北市内の別の夜市を楽しむのもよいでしょう。
士林夜市とは違った雰囲気の寧夏夜市や、地元の人に人気の饒河街夜市もおすすめです。
・寧夏夜市:コンパクトで食べ物メインの夜市、MRT雙連駅から徒歩約10分
・饒河街夜市:コスパの高い地元向け夜市、MRT松山駅から徒歩約5分
寧夏夜市は比較的コンパクトな規模ながら、台湾B級グルメの宝庫です。
特に「賴記蚵仔煎」の牡蠣オムレツは、トロトロの卵とプリプリの牡蠣、特製のタレが絶妙で、地元の人も観光客も行列ができる人気店です。
また、「臭豆腐」という発酵させた豆腐の揚げ物も、独特の香りは苦手でも一度は挑戦してみる価値があります。
Day3:買い物と台北最終観光
写真引用:4travel
最終日は台北市内で、これまで行けなかったスポットを巡ったり、ショッピングを楽しんだりする時間にしましょう。
午前:故宮博物院または行天宮
写真引用:ウィキペディア
午前中は、台湾の歴史・文化に触れられる国立故宮博物院か、パワースポットとして有名な行天宮を訪れるのがおすすめです。
・住所:台北市士林区至善路2段221号
・営業時間:09:00~17:00
・アクセス:MRT士林駅からバスで約10分または故宮博物院行きシャトルバス
・入場料:350元(約1,700円)
※第一展覧エリア(本館)月曜日は休館のため注意
※張大千先生記念館は毎週2回(土曜日と日曜日)一般公開
【行天宮】
・住所:台北市中山区松江路109号
・営業時間:06:00~22:00
・アクセス:MRT行天宮駅から徒歩約5分
・入場料:無料
・注目ポイント:商売繁盛の神様として知られる関聖帝君を祀る廟
故宮博物院は中国5000年の歴史を誇る芸術品や文化財を70万点以上所蔵する世界有数の博物館です。
特に「翡翠白菜」や「肉形石」は必見の名品です。
一方、行天宮は地元の人々の信仰を集める由緒正しい寺院で、美しい建築と彫刻が見事です。
商売繁盛の神様として知られるため、多くのビジネスマンも参拝に訪れます。
昼:永康街でグルメとショッピング
昼食と午後のひとときは、おしゃれなカフェや雑貨店が並ぶ永康街エリアで過ごすのがおすすめです。
・アクセス:MRT東門駅から徒歩すぐ
・おすすめスポット:
- 鼎泰豊 本店(小籠包の名店)
- 永康牛肉麺(台湾の定番グルメ)
- ICE MONSTER(マンゴーかき氷の人気店)
- 各種雑貨店、カフェなど
永康街は台北の小さなお洒落スポットで、カフェ、雑貨店、グルメが集まっています。
「思慕昔」のマンゴーかき氷は、夏場には長蛇の列ができる人気店です。
氷の食感がふわふわで、完熟マンゴーの甘さが絶妙に溶け合います。
また、永康街15巷には台湾の伝統工芸品や現代的なデザイン雑貨を扱う店が多く、お土産探しにもぴったりです。
午後:お土産ショッピング
帰国の時間が近づいてきたら、最後のお土産ショッピングを楽しみましょう。
台湾のお土産といえば、パイナップルケーキが定番です。
・微熱山丘(サニーヒルズ):南投県産パイナップル使用の高級ブランド
・佳徳糕餅(チアテー):地元で人気の老舗店
・一番屋:添加物不使用の自然派
・郭元益:創業1867年の老舗
パイナップルケーキ以外にも、台湾茶、マスク、コスメ、ヌガーなど、台湾ならではのお土産がたくさんあります。
特に迪化街(ディーホアジエ)は、台湾の漢方やドライフルーツ、伝統食材などが集まる問屋街で、お土産探しに最適です。
・住所:台北市大同区迪化街1段
・アクセス:MRT大橋頭駅から徒歩約10分
・おすすめ:台湾茶、ドライフルーツ、漢方食材など
台湾のお土産で特におすすめなのがパイナップルケーキです。
店舗によって味わいが異なり、例えば「微熱山丘」は南投県産のパイナップルを使用した高級ブランドで、甘さ控えめの上品な味わいが特徴。
一方、地元で人気の「佳徳糕餅」は、サクサクの生地とジューシーな餡のバランスが絶妙です。
値段も1箱8個入りで約300元(約1,500円)と手頃で、コスパも良いのでお土産にぴったりです。
夕方:空港へ移動・帰国
帰国便の時間に合わせて、台北駅から桃園国際空港へ移動します。
・台湾桃園国際空港MRT:約40分、160元
・出発の2時間前には空港に到着するよう計画をたてましょう
台湾旅行2泊3日予算
2泊3日の台湾旅行の予算は、航空券、宿泊費、食費、交通費、観光・お土産代を合わせて、1人あたり約5〜8万円が目安となります。
内訳は以下の通りです。
交通費
航空券(往復):約2〜7万円
LCCを利用すれば安く抑えられる可能性あり
早期予約割引を利用するとさらにお得
現地交通費:約1,500〜3,000円
悠遊カード:100元(デポジット)+チャージ額
MRT・バス:30〜80元/回
タクシー:基本料金70元〜
宿泊費
ホテル(2泊):約1〜3万円
バックパッカー向けホステル:1泊3,000円〜
ビジネスホテル:1泊5,000円〜
高級ホテル:1泊1万円〜
食費
食事(朝・昼・夜):約1〜1.5万円
朝食:100〜200元/回
昼食:150〜300元/回
夕食:200〜500元/回
夜市での軽食:50〜150元/回
カフェでのお茶:100〜200元/回
観光・アクティビティ
観光スポット入場料:約1,000〜2,000円
台北101展望台:600元
故宮博物院:350元
十分でのランタン上げ:150〜200元
お土産代
お土産:約5,000〜1万円
パイナップルケーキ:200〜600元/箱
台湾茶:300〜1,000元/箱
その他雑貨など
台湾の物価は日本より若干安く、特に食事は非常にリーズナブルです。
夜市での食べ歩きなら一品50〜200元程度で楽しめ、コスパの良さが台湾旅行の魅力の一つです。
台湾旅行2泊3日に必要な現金と支払いのポイント
台湾旅行での支払いは、現金とクレジットカードの両方を上手に使い分けることが大切です。
ここでは、2泊3日の旅に必要な現金の目安や、便利な支払い方法をわかりやすくまとめました。
2泊3日で持っておきたい現金の金額
台湾旅行で安心して過ごすためには、1人あたり2,000〜3,000元(日本円で約8,600〜13,000円)の現金があると安心です。
屋台やローカルなお店では現金払いが基本なので、細かなお金も用意しておきましょう。
現金が必要な場面
台湾ではクレジットカードが使えないお店もまだ多くあります。
特に以下のような場面では現金が必要になります。
現金
- 屋台や小さな食堂での食事
- 夜市での買い物や軽食
- 市場での果物やお土産の購入
- 路線バスやタクシーの利用
- 公共交通のICカードチャージ時
クレジットカードが使える場所
大型商業施設やホテル、観光地のチケット売り場などではクレジットカードが使えます。
特に高額な支払いの際はカードを使うと便利です。
旅行保険がついているカードを使えば、万が一のときにも安心です。
現地で便利なICカード「悠遊カード」
台湾の交通機関やコンビニで便利に使えるのが「悠遊カード(EasyCard)」です。
地下鉄、バス、タクシーの一部でも利用でき、空港やMRTの駅、コンビニなどで購入・チャージが可能です。
チャージには現金が必要なので、あらかじめ用意しておきましょう。
支払い方法は使い分けがポイント
現金とクレジットカードの両方を持ち歩いておくことで、場所や状況に応じて使い分けができます。
例えば、小さな買い物は現金、大きな買い物やホテルの支払いはカード、といった使い方が効率的です。
両替について
日本で両替しておくか、現地の空港や銀行、両替所で両替する方法があります。
手数料を考えて必要な分だけにしておきましょう。
現地でのATM利用も可能ですが、手数料がかかる場合があるので注意してください。
小銭も上手に使おう
台湾では小銭を使う機会が多くあります。
自動販売機やバスの支払い、小さなお店などでは小銭が重宝されます。
お釣りが出ないこともあるので、細かいお金を準備しておくと安心です。
滞在日数で現金の目安を決めよう
現金の持ち歩き金額は、滞在日数によって変わってきます。
1日あたり5,000円〜1万円を目安に考えると良いでしょう。
たとえば3日間の旅行なら、最低でも15,000〜30,000円程度を想定しておきましょう。
持ち歩く現金は分けて管理
現金は一箇所にまとめて入れずに、小分けにして持つと安心です。
カバンの中や財布の中など、いくつかの場所に分けておくと、紛失や盗難のリスクも減らせます。
現金はあって困らない
台湾はキャッシュレスが進んでいますが、現金しか使えないお店もまだまだあります。
スマホが使えない状況やカードが利用できない時のためにも、ある程度の現金は必ず持っておくことをおすすめします。
観光スポット・グルメ・お土産
台北101
台北のランドマークと言えば台北101。
高さ508メートルの超高層ビルで、かつては世界一の高さを誇りました。
89階の展望台からは台北市内を360度見渡すことができます。
また、高級ショッピングモールもあり、ショッピングも楽しめます。
・展望台(89階・91階):台北市内の景色を一望
・巨大ダンパー:世界最大級の制振装置
・高速エレベーター:世界最速クラスのエレベーターで89階まで約40秒
九份
映画「千と千尋の神隠し」と風景が似ている九份は、山の斜面に立ち並ぶ赤い提灯が幻想的な雰囲気を醸し出す人気観光地です。
階段状の路地には茶芸館や食堂、土産物店などがひしめき合い、台湾の昔ながらの風景を楽しむことができます。
・九份老街:石畳と赤い提灯が続く風情ある路地
・阿妹茶楼:絶景を望める有名な茶芸館
・基山街:お土産店や食べ物屋台が並ぶメインストリート
・昇平戲院:台湾最古の映画館
十分
ランタンを空に飛ばす体験で知られる十分は、のどかな風景と独特の鉄道文化が魅力です。
十分駅は台湾でも珍しい列車が線路上を走る「鉄道と共存する街」で、駅周辺には願い事を書いたランタンを飛ばせるスポットがあります。
・天燈上げ体験:願い事を書いたランタンを空へ
・十分瀑布:台湾有数の美しい滝
・十分老街:線路沿いに広がる風情ある商店街
・菁桐駅:平渓線の終点にあるレトロな木造駅舎
グルメ
台湾旅行の醍醐味の一つは、豊富なグルメを楽しめることです。
特に以下の料理は必食です。
小籠包
薄い皮の中にジューシーなスープが入った点心の代表格。
台湾を代表する「鼎泰豊」をはじめ、様々なお店で提供されています。
熱いスープが口の中ではじけるのが特徴です。
・鼎泰豊(ディンタイフォン):世界的に有名な小籠包専門店
・杭州小籠湯包:地元で人気の小籠包店
・梅門食踨:リーズナブルで美味しい小籠包が味わえる
牛肉麺
スパイシーで深みのあるスープと柔らかい牛肉、モチモチの麺が特徴の台湾の国民食。
店によって味が異なるため、食べ比べも楽しいです。
・林東芳牛肉麺:台北で最も有名な牛肉麺店の一つ
・永康牛肉麺:永康街にある老舗店
・老張牛肉麺:地元の人に愛される実力派店
魯肉飯(ルーローファン)
とろとろに煮込んだ豚肉をごはんにのせた台湾の定番料理。
シンプルながらも奥深い味わいが魅力です。
・金峰魯肉飯:創業70年以上の老舗
・鬍鬚張魯肉飯:台湾全土にチェーン展開する人気店
・阿男麺食:地元の人にも人気の食堂
台湾スイーツ
甘いものが好きな方にはマンゴーかき氷や豆花などの台湾スイーツもおすすめです。
・マンゴーかき氷:ICE MONSTER、思慕昔などが有名
・豆花:柔らかい豆腐プリンのようなデザート
・タピオカミルクティー:発祥の地ならではの本場の味
・バブルワッフル:SNS映えする可愛らしいワッフル
昔は台湾と言えば夜市のB級グルメというイメージが強かったですが、最近では洗練されたカフェやスイーツ店も増えてきています。
特にマンゴーかき氷は、細かく削った氷にマンゴーの果肉とシロップをかけた台湾の夏の定番で、濃厚な甘みと爽やかな酸味のバランスが絶妙です。
お土産
台湾からのお土産として人気が高いものをいくつかご紹介します。
パイナップルケーキ
台湾を代表する人気のお土産で、パイナップルジャムをバターの効いたクッキー生地で包んだ焼き菓子です。
店によって味わいが異なるので、食べ比べるのも楽しいです。
・微熱山丘(サニーヒルズ):南投県産パイナップル使用の高級ブランド
・佳徳糕餅(チアテー):地元でも人気の老舗店
・一番屋:添加物不使用で自然な味わい
・郭元益:創業1867年の老舗
パイナップルケーキは店舗によってかなり味わいが異なります。
例えば「微熱山丘」は南投県産のパイナップルを100%使用し、甘さ控えめで上品な味わいが特徴。
一方「佳徳糕餅」は、より甘めで親しみやすい味わいが特徴で、サクサクの生地とジューシーな餡のバランスが絶妙です。
持ち帰りの際の注意点としては、サクサク感を保つため、あまり日数が経過しないうちに食べるのがベストです。
台湾茶
写真引用:食べログ
台湾を代表する特産品のひとつが烏龍茶をはじめとする台湾茶です。
高山で育った茶葉は香り高く、日本でも人気があります。
・凍頂烏龍茶:台湾茶の定番で香りがよく、まろやかな味わい
・東方美人茶:蜂蜜のような甘い香りが特徴の高級茶
・高山茶:標高の高い場所で育ち、すっきりとした味わい
・鐵観音:香ばしく濃厚な味わいが特徴
・嶢陽茶行:170年以上の歴史を持つ老舗
・天仁茗茶:台湾茶の大手チェーン
・林華泰茶行:1867年創業の老舗
台湾茶は種類によって香りや味わいが大きく異なります。
特に凍頂烏龍茶は、まろやかでフルーティーな香りが特徴で、日本人にも飲みやすいお茶です。
購入する際は、お店の人に好みを伝えて試飲させてもらうと、お気に入りの茶葉を見つけやすいでしょう。
その他のお土産
台湾にはパイナップルケーキや台湾茶以外にも、たくさんの魅力的なお土産があります。
【その他のおすすめお土産】
・ヌガー(牛軋糖):ミルクとナッツの風味が特徴の柔らかいキャンディ
・天然石鹸:台湾産の天然成分を使った肌に優しい石鹸
・マスク:カラフルでユニークなデザインのフェイスマスク
・タピオカミルクティーキット:本場の味を自宅で再現できる
・台湾雑貨:レトロな文具や雑貨も人気
台湾土産は日本に比べるとかなりリーズナブルで、特に食品は種類も豊富です。
まとめ:初めてでも安心の台湾旅行2泊3日モデルコース
✅台北中心の2泊3日旅行は週末を使った弾丸旅行に最適
✅台湾桃園国際空港から市内へのアクセスはMRTが最もスムーズ
✅宿泊は台北駅・中山駅・西門駅周辺が便利
✅小籠包は鼎泰豊で本場の味を楽しむのが定番
✅中正紀念堂では衛兵交代式が見どころ
✅龍山寺では台湾式のおみくじ体験が可能
✅台北101展望台では夕景と夜景が堪能できる
✅士林夜市ではB級グルメの食べ歩きが魅力
✅2日目は十分と九份を巡る日帰り観光が人気
✅十分では願いを書いた天燈上げ体験ができる
✅九份では茶芸館から幻想的な夜景が楽しめる
✅台北市内では故宮博物院や行天宮も観光候補
✅永康街ではグルメと雑貨の買い物が楽しめる
✅お土産はパイナップルケーキや台湾茶が定番
✅予算は5〜8万円で、格安に抑えるには現金利用やLCC活用が有効
✅スケジュールを工夫すれば短期間でも充実した旅ができる
台湾2泊3日の旅行は、時間は短いながらも台北市内の観光と近郊の人気スポットを効率よく巡るモデルコースで、台湾の魅力を十分に堪能することができます。
日本からのアクセスの良さと、移動がスムーズな点も短期旅行には最適です。
台北のレトロな街並みと近代的な都市景観、そして豊かな食文化が融合した魅力あふれる台湾の旅を、ぜひ満喫してください。
台湾旅行を何度も経験してきた私が特に強調したいのは、「台湾の魅力は人との触れ合いにある」という点です。
言葉が通じなくても、台湾の人々は親切で温かく迎えてくれます。
特に夜市の屋台で食べ物を注文する時や、お店で買い物をする時など、少しでも笑顔でコミュニケーションを取ろうとすると、より一層温かい対応をしてくれるはずです。
また、2泊3日という限られた日程でも、朝早くから夜遅くまで計画的に動けば、台北の魅力的なスポットを効率よく巡ることができます。
この記事で紹介したモデルコースを参考に、あなただけの台湾旅行を計画してみてください。
きっと素敵な思い出になることでしょう。