台湾・台中で観光を計画中の方にとって、宮原眼科は外せないスポットです。
1927年に開業されたこの歴史ある建物は、赤レンガ造りの外観とヨーロッパの図書館のような幻想的な内装が魅力で、世界中のインスタグラマーも訪れる人気スポットです。
館内では60種類以上のアイスクリームをはじめ、人気のパイナップルケーキやチョコ、ヌガーなど多彩なスイーツが楽しめ、お土産選びにも最適です。
この記事では、宮原眼科の歴史的背景から現在の楽しみ方まで、その魅力をたっぷりとご紹介します。
記事のポイント
🔴宮原眼科の歴史的背景と建築の特徴
🔴店内で楽しめるアイスクリームやスイーツの種類
🔴人気のお土産や限定商品の情報
🔴アクセス方法と観光に適した訪問時間
宮原眼科の歴史と建物の魅力
日本統治時代から続く歴史を解説
写真引用:Google map
宮原眼科は、1927年に日本人眼科医である宮原武熊によって台中市に開業された眼科医院です。
この時期、台湾は日本統治下にあり、建物は当時の最先端医療施設として高い評価を受けていました。
建築様式にはローマ風のアーケードと日本式木造構造が取り入れられ、大正時代の華麗さと昭和時代の実用性が融合した独自の美しさを誇っていました。
第二次世界大戦後、宮原医師が日本へ帰国したのち、この施設は国民党政府によって「台中市衛生院」として使用されました。
しかし、その後しばらくは閉鎖され、長い間放置されることになります。
赤レンガ建築が映える外観の特徴
写真引用:Google map
宮原眼科の建物は、外観に赤レンガが多用されている点が特徴です。
これは1927年当時の建築様式を色濃く残しており、台中のランドマーク的存在となっています。
赤レンガに加え、屋根の瓦やローマ式アーケードも目を引くデザインで、通りからでも一目で分かる印象的な外観を持っています。
修復工事の際にもこの赤レンガの風合いを保つことが重視されており、歴史的価値を損なうことなく現代的な魅力を加える工夫がなされています。
このような建築は、現在では台中市の文化的財産として位置づけられ、多くの観光客の注目を集めています。
内部は図書館風の幻想的空間
宮原眼科の店内に入ると、まるでヨーロッパの図書館のような幻想的な空間が広がっています。
特に1階のエリアは、天井まで届く高い本棚や、クラシックなカウンター、シャンデリアが印象的で、まるで映画の世界に迷い込んだかのような感覚になります。
本棚にはお菓子やスイーツがディスプレイされており、視覚的にも楽しめる工夫が施されています。
写真撮影を楽しむ人が多く訪れますが、フラッシュ撮影は禁止されているため、自然光を活用することで綺麗な写真が撮れると好評です。
さらに2階や3階からは店内を見下ろすこともでき、さまざまな角度から内装を楽しむことが可能です。
修復にかけた日出グループの想い
宮原眼科の建物は長い間放置されたままでしたが、2011年、台湾の企業である日出グループがこの歴史的建造物の価値に着目し、約1年半の歳月をかけて修復を行いました。
この修復プロジェクトには、台湾の文化財専門家が参加し、歴史的価値を損なわないように配慮されました。
赤レンガの外壁や木造の梁などは、当時の姿をできるだけ忠実に再現するよう努められました。
このようなこだわりが、現在の宮原眼科の魅力につながっています。
建物はスイーツショップ兼レストランとして再生し、歴史と現代が調和した空間として高く評価されています。
ハリーポッター風内装が話題
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宮原眼科の内装は、インスタグラムなどSNS上で「ハリーポッターのホグワーツ魔法学校のようだ」として話題を集めています。
特に高い天井とクラシックな装飾、本棚やシャンデリアの配置などがその理由とされています。
訪れた観光客の中には、まるで映画のセットにいるかのような感覚に包まれたと語る人も多く、写真映えするスポットとして大きな人気を誇っています。
建物全体に漂うノスタルジックな雰囲気とモダンな要素の融合が、他にはない独自の魅力となっており、2025年に入ってからも引き続き多くの若者やインフルエンサーに支持されています。
宮原眼科で楽しむスイーツ体験
アイスクリーム60種類の魅力
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宮原眼科で提供されているアイスクリームは、常時60種類以上ものフレーバーが用意されており、その種類の多さと個性的な味わいで訪れる人を魅了しています。
特に注目されているのは、台湾産のフルーツやお茶、世界各国のチョコレートを使った多彩なメニューです。
例えば、台湾パイナップルとライチのアイスは、地元の素材を生かしたフルーティーな味わいで、観光客にも好評です。
また、43%ベネズエラチョコレートを使用したミルクチョコレート風味や、100%アフリカ産カカオのチョコレートアイスなど、濃厚で深みのある味が揃っています。
これらのアイスクリームは、チーズケーキやパイナップルケーキなどのトッピングを自由に組み合わせることができ、自分だけのオリジナルスイーツを作る楽しみもあります。
2024年10月に訪問した時「高山烏龍茶、金木犀アイスとバニラいちごアイスを注文し、トッピングにパイナップルケーキとチーズケーキを選んだところ、絶品だった」。
価格は、アイス2種のサンデーで約260元、豪華なものは400元程度となっており、満足感の高い内容です。
人気のパイナップルケーキ徹底比較
宮原眼科の看板商品ともいえるパイナップルケーキは、種類の豊富さと上品な味わいで高い評価を得ています。
2024年8月の時点で、全9種類が販売されており、それぞれに異なる味わいが楽しめます。
中でも人気が高いのは「17號鳳梨酥」で、甘さと酸味のバランスが絶妙な一品です。
もう一つの注目商品「鹹鳳梨酥」は、ほんのり塩気を加えることで、味に奥行きをもたらしています。
価格帯は、単品で1個27~50元とリーズナブルでありながら、質の高さが際立っています。
ギフト用としても人気で、8個入りの細長いパッケージや、16個入りの四角いパッケージなどが用意されています。
これにより、予算や用途に応じて選べる点も魅力の一つです。
訪問時には、季節限定の味も登場していることがあり、例えば「愛文芒果」や「金鑽鳳梨」を使用したパイナップルケーキも販売されています。
これにより、何度訪れても新たな味に出会える楽しみが広がっています。
チョコやヌガーなどおすすめ土産
宮原眼科では、パイナップルケーキだけでなく、チョコレートやヌガーといったスイーツ土産も豊富に揃っています。
例えば、「松露巧克力(トリュフチョコレート)」は、高級感のある味わいと洗練されたデザインで、贈答用にも最適です。
ヌガーに関しては、白いヌガーから黒糖入りまで幅広く取り揃えており、複数の味を買って食べ比べする楽しみもあります。
また、商品はどれもパッケージデザインにこだわりがあり、本型やCDケース型など、ユニークでおしゃれな見た目が特徴です。
特に2024年のクリスマス限定パッケージは赤と金を基調としたデザインで、日本人観光客に好評でした。
さらに、バッグや化粧品、シャンプーといった実用品も販売されており、お菓子以外のお土産としても注目されています。
訪れるたびに新しい商品や限定パッケージに出会えるため、何度行っても飽きることがありません。
季節限定スイーツ情報まとめ
宮原眼科では、年間を通して季節限定スイーツが登場することが大きな魅力となっています。
例えば、2024年10月のハロウィンシーズンには、特別パッケージのパイナップルケーキが販売されており、その可愛らしいデザインと特別な甘さで話題になりました。
また、クリスマスには赤と金を基調にした豪華な限定デザインのギフトボックスが登場し、特に日本人観光客に人気を集めたとされています。
このような季節限定商品は、味だけでなく見た目にも工夫が凝らされており、贈り物としても自分用としても楽しめる内容です。
訪れる時期によってラインナップが変わるため、リピーターにとっても新鮮な体験ができます。
また、商品には時折台湾特産のフルーツや素材が取り入れられており、地元らしさを感じられる点もポイントです。
旅行の日程に合わせて、どの限定スイーツがあるかを確認するのも楽しみの一つです。
レストラン「酔月楼」で台湾料理
台湾の台中にある宮原眼科の2階には、台湾料理を楽しめるレストラン「酔月楼(Moon Pavilion)」があります。
このレストランは、美味しい料理を手頃な価格で提供しており、観光客から高い評価を得ています。
メニューには、チャーハン、麻婆豆腐、紹興酒角煮、点心、スープなどがあり、たくさんの選択肢から選べます。
また、店内では宮原眼科で人気のアイスクリームや台湾茶も注文できます。
1階のアイスクリーム売り場が混んでいても、酔月楼では落ち着いた空間で同じメニューを楽しめることがあります。
ただし、レストラン形式のため、一人あたりの金額は高くなる可能性はあります。
内装は美しく、台湾の伝統と現代的なデザインが混ざった空間で、食事だけでなく雰囲気も楽しめるのが魅力です。
日本語メニューも完備で安心です。
宮原眼科のアクセスと観光情報
台北からのアクセス方法を紹介
宮原眼科へ行くには、台北から簡単にアクセスできます。
台湾新幹線(高鉄)を使うのが一般的で、高鉄台北駅から高鉄台中駅までは約1時間です。
高鉄台中駅は台鉄の新烏日駅とつながっているので、すぐに台鉄に乗り換えられます。
台鉄で台中駅までは約10分で、そこから宮原眼科まで歩いて行けます。
このルートは日帰り旅行にぴったりで、台湾旅行の予定に簡単に組み込めます。
高鉄と台鉄の乗り換えも簡単で、初めての台湾旅行でも安心です。
旅行会社では、新幹線のチケットと台中観光がセットになったツアーもあるので、使えばもっと楽に移動できます。
台中駅から徒歩での行き方詳細
台中駅に着いたら、宮原眼科までは歩いて行けます。
歩く時間は約5~10分で、駅から近くて便利です。
住所は台中市中區中山路20號で、台中駅から中山路をまっすぐ進めば着きます。
建物は緑川の近くにあり、赤レンガと瓦の外観が目印で、遠くからでも見つけやすいです。
屋根に「宮原眼科」の看板がありますが、店の前に名前がない場合もあるので、赤レンガの建物を目印に探してください。
迷う心配は少ないですが、地図アプリを使うとより安心です。
混雑回避のベストな訪問時間
宮原眼科は台中でとても人気の観光地なので、いつもたくさんの人で賑わっています。
2025年5月時点の営業時間は10:00~21:00で、年中無休です。
ただし、旧正月などの特別な時期は時間が変わることがあるので、事前に確認すると安心です。
混雑を避けるなら、平日の午前中や夕方以降がおすすめです。
特にアイスクリーム売り場は開店前から行列ができることがあるので、早めに行くのが良いです。
土日祝日は観光客が多いので、時間に余裕を持って行動してください。
建物の中を見たり写真を撮りたい人も、人が少ない時間を選ぶとゆっくり楽しめます。
所要時間と観光モデルコース
宮原眼科での観光時間は、目的によって変わります。
建物を見るだけであれば、約1時間で主な場所を回れます。
食事やスイーツの購入、お土産選びもするなら、2~3時間は必要です。
台中市内の観光と組み合わせるなら、午前中に宮原眼科に行き、午後から他の場所を訪れるのが効率的です。
姉妹店の「台中第四信用合作社」も近くにあるので、一緒に行くのがおすすめです。
どちらも歩いて行ける距離で、それぞれ違う魅力があるので、楽しい観光になります。
旅行の予定に合わせてスケジュールを決めると良いです。
姉妹店「第四信用合作社」も必見
宮原眼科から徒歩約3分のところに、姉妹店の「台中第四信用合作社」があります。
元銀行の建物をリノベーションしたお店で、宮原眼科とは違う雰囲気ですが、同じブランドの美味しいスイーツが楽しめます。
特にアイスクリームは、宮原眼科ではテイクアウトが中心ですが、第四信用合作社では席に座ってゆっくり食べられます。
アイスクリームの種類も多い場合があり、くつろぎたい人にぴったりです。
お土産も売っていて、宮原眼科で買いそびれた商品もここで買えます。
混雑を避けたい時にも便利で、台中観光をさらに楽しくしてくれる場所です。
まとめ:宮原眼科の魅力を凝縮して知るための総括
✅宮原眼科は1927年創業の歴史ある建物で、日本統治時代に建てられた
✅ローマ風アーケードと日本式木造の融合した建築様式が特徴
✅赤レンガの外観が台中のランドマークとして知られている
✅建物内部はヨーロッパの図書館を思わせる幻想的な空間
✅写真映えする内装でSNSでも人気を集めている
✅日出グループによって2011年に修復され文化財として再生された
✅店内では常時60種類以上のアイスクリームが楽しめる
✅台湾産フルーツや高品質チョコを使った独自のフレーバーが豊富
✅パイナップルケーキは9種類ありギフト用パッケージも多彩
✅チョコやヌガーなどのお土産も豊富でデザイン性が高い
✅2階には台湾料理を提供するレストラン「酔月楼」がある
✅季節限定スイーツやパッケージがリピーターに好評
✅台北から高鉄と台鉄でアクセスしやすく日帰り観光にも適している
✅観光の所要時間は1〜3時間程度でスケジュールが組みやすい
✅徒歩3分の場所に姉妹店「第四信用合作社」もあり併せて楽しめる
宮原眼科は、歴史的価値のある建物と現代的なセンスが融合した、台中を代表する観光スポットです。
赤レンガの外観や図書館のような内装はもちろん、アイスクリームやパイナップルケーキ、チョコ、ヌガーなど多彩なスイーツも楽しめるため、お土産選びにもぴったりです。
建物を見学するだけでも十分に価値がありますが、店内での食事や買い物を通じて、より深くその魅力を感じていただけます。
台中を訪れる際は、ぜひ宮原眼科に立ち寄ってみてください。