台湾旅行の計画を立てる際、悠遊カードの事前購入を検討する方は多いです。
台湾の交通系ICカードである悠遊カードは、MRTやバスだけでなく、コンビニなど多くの場所で使えるため、現地での移動や支払いをスムーズにします。
しかし、いざ日本で準備しようとすると、Amazonなどの通販サイトでの購入方法、あるいは台湾の空港に着いてからどこで 買うのが最適か、迷う点も出てきます。
また、日本でチャージができるのかどうかも気になるところです。
この記事では、悠遊カードの事前購入に関する様々な疑問にお答えします。
日本国内での入手方法から、台湾の空港(桃園・松山)での具体的な購入場所まで、メリットと注意点を分かりやすく解説します。
記事のポイント
- 日本国内での主な事前購入方法とそれぞれの特徴
- 台湾の空港(桃園・松山)での具体的な購入場所
- 日本と台湾でのチャージ方法に関するルール
- 事前購入と現地購入のメリット・デメリットの比較
悠遊カードの事前購入は日本で可能?

- 悠遊カードとは?台湾旅行の必需品
- Amazonや楽天での購入方法
- KlookやKKdayでの事前予約
- 日本での購入に関する注意点
- デザインが豊富なのも魅力
悠遊カードとは?台湾旅行の必需品

悠遊カード(ゆうゆうカード/EasyCard)は、台湾旅行に欠かせない交通系ICカードです。
これは、日本のSuicaやPASMOのように、事前に現金をチャージして使用する非接触型のカードを指します。
主な用途は、台北や高雄などのMRT(地下鉄)、路線バス、台湾鉄道(台鉄)、シェアサイクルのYouBikeといった公共交通機関の利用です。
乗車のたびに切符を買う手間が省け、運賃が割引になる場合もあるため、非常に便利です。
さらに、悠遊カードは電子マネーとしても広く普及しています。
セブンイレブンやファミリーマートなどの主要なコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、一部の飲食店や観光スポットの入場料支払いにも対応しており、小銭を扱うストレスから解放されます。
Amazonや楽天での購入方法

悠遊カードは、Amazonや楽天といった日本の大手ECサイトを通じて、出発前に日本国内で受け取ることが可能です。
これらのサイトでは、さまざまなデザインの悠遊カードが出品されています。
最大のメリットは、台湾現地では入手困難になった限定デザインや、人気のキャラクターが描かれたカード、キーホルダー型のものなどを、日本にいながら選んで購入できる点です。
例えば、過去には「ちいかわ」や「セーラームーン」、台湾グルメをモチーフにしたデザインなどが販売されていました。
旅の記念品として、デザインにこだわりたい方には魅力的な選択肢となります。
ただし、注文してから自宅に届くまでには数日かかる場合があるため、出発日までに余裕を持って注文手続きを済ませる必要があります。
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KlookやKKdayでの事前予約

もう一つの事前準備の方法として、Klook(クルック)やKKday(ケーケーデイ)といった旅行アクティビティ予約サイトを利用する方法があります。
これは、オンラインで事前に予約・決済を済ませ、台湾の空港(主に桃園国際空港)に到着した際に、指定のカウンターでカードを受け取るサービスです。
大きな利点は、現地価格とほぼ変わらない料金で入手できることです。
中には、あらかじめ一定額がチャージされたプランや、台湾で使えるSIMカードとセットになったお得なプランも用意されています。
これにより、空港到着後すぐにMRTやバスに乗車でき、時間を有効に使えます。
受け取りカウンターは、桃園国際空港のMRT駅近くなど、分かりやすい場所にあることが多いです。
ただし、プランによって受け取り場所や営業時間が異なるため、予約時に詳細をよく確認することが求められます。
日本での購入に関する注意点

日本国内で悠遊カードを事前購入する際には、いくつかの注意点があります。
まず、Amazonや楽天などのECサイトで購入する場合、価格が台湾の現地価格(通常カードで1枚100元、約500円)よりも割高になる傾向が強いです。
多くは輸入販売や個人出品であり、送料や手数料、希少性が価格に上乗せされているため、定価の2倍から3倍以上することも珍しくありません。
また、ECサイトで購入したカードは、基本的にチャージ残高が0元の状態で届きます。
そのため、デザインは気に入ったものを入手できても、台湾到着後に結局MRTの駅やコンビニでチャージする作業が必要になります。
コストパフォーマンスを最優先する場合は、これらの点を考慮する必要があります。
デザインが豊富なのも魅力

悠遊カードの大きな特徴の一つが、その圧倒的なデザインの豊富さです。
前述の通り、台湾グルメや観光名所が描かれたものから、日本の人気アニメやキャラクターとのコラボレーションまで、多岐にわたります。
DB(データベース)に記録されている2025年10月時点の情報によれば、「SAKAMOTO DAYS」や「Free!」、「しろたん」などのデザインが販売されていました。
ほかにも、「ちいかわ」や「サンリオキャラクター」、「LuLu the Piggy」といった人気キャラクターのデザインは、発売されるとすぐに話題となります。
ただし、これらのデザインは限定品であることが多く、販売期間が終了すると入手が難しくなります。
デザインの入れ替わりが非常に早いため、現地で見かけた際に好みのデザインがあれば、その場で購入するのが良いでしょう。
台湾現地での悠遊カード事前購入(受け取り)

- 台湾現地ではどこで 買うのがお得?
- 桃園国際空港での受け取り・購入場所
- 台北松山空港のコンビニでも買える
- 現地でのチャージ方法
- 悠遊カードは日本でチャージできる?
台湾ではどこで買うのが一番いいですか?
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台湾に着いてから悠遊カードを買うなら、MRT(地下鉄)の駅が一番わかりやすくておすすめです。
台北や高雄(たかお)などのMRTの駅には、自動券売機や、駅員さんがいる窓口(インフォメーションカウンター)があります。
そこで、基本的なデザインのカードを1枚100元(だいたい500円くらい)で買うことができます。
この100元はカードそのもののお金(カード代)です。
そのため、Suicaのように後でカードを返しても100元は戻ってこない点には注意してくださいね。
買ったばかりのカードにはお金が入っていない(残高が0元)状態です。
ですから、使う前に必ずお金を入れる(チャージする)必要があります。
また、セブンイレブンやファミリーマートといった、台湾のあちこちにあるコンビニでも買うことができます。
コンビニのレジの近くには、かわいいキャラクターの絵柄や、キーホルダーの形をした特別なデザインのカードが売っていることも多いです。
お気に入りのデザインを探したい方は、コンビニをのぞいてみると楽しいですよ。
桃園国際空港で買う・受け取る場所

台湾の大きな玄関口、桃園国際空港に着いたら、すぐに悠遊カードを手に入れることができます。
MRTサービスセンター
空港から台北市内へ向かうMRT(電車)の乗り場には、「サービスセンター」という窓口があります。
第1ターミナルにも第2ターミナルにもありますので、利用するターミナルで探してみてください。
ここでは、基本的なカードを買ったり、お金をチャージしたりできます。
ただし、開いている時間が朝の8時から夜の9時30分まで(※営業時間は変更になる場合もあります)となっています。
もし朝早くや夜遅くに飛行機が着く場合は、窓口が閉まっているかもしれないので気をつけてください。
KlookやKKdayの受け取り場所
もし日本にいる間に、Klook(クルック)やKKday(ケーケーデイ)といった旅行予約サイトでカードを予約してきた場合は、話が別です。
空港の中にある決められたカウンターで、予約したカードをもらいます。
予約したプランによって、もらう場所や開いている時間が違います。
予約したときに届いた確認メールをよく見て、場所と時間を確かめておくと安心です。
コンビニエンスストア
空港の中には、24時間いつも開いているコンビニ(第1ターミナルにはセブンイレブン、第2ターミナルにはファミリーマートなど)があります。
MRTの窓口が閉まっている時間に到着しても、コンビニならいつでもカードを買うことができるので便利です。
時には、かわいいデザインのカードが置かれていることもありますよ。
台北松山空港のコンビニでも買えます

羽田空港から飛ぶと着くことが多い、台北の街中に近い台北松山空港でも、悠遊カードは簡単に買えます。
松山空港の場合は、空港の中にあるコンビニで買うのが一番わかりやすいです。
飛行機を降りて荷物を受け取った場所(国際線到着ロビー)の近くにあるお店(セブンイレブンとCOSMEDというドラッグストアが一緒になったお店など)や、国内線エリアの端にあるセブンイレブンで売っています。
街の中のコンビニと同じように、いろいろなデザインのカードが置いてあるかもしれません。
空港に着いてすぐに、好きなデザインのカードを探してみるのもいいですね。
もちろん、買うとき一緒にお金のチャージもお願いできます。
台湾でのチャージ(入金)の仕方

悠遊カードを手に入れたら、使うためにお金(台湾ドル)を入れて(チャージして)おく必要があります。
駅の券売機やチャージ専用機
一番簡単なのは、MRTの駅にある機械を使う方法です。
機械の画面は「日本語」に変えることができますので、言葉の心配はいりません。
画面に出る案内に従って、カードを置く場所にカードを置き、お金(100元札など)を入れるだけでチャージができます。
だいたい100元からチャージできるようになっています。
コンビニのレジ
セブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニでも、レジでチャージができます。
お店の人に、悠遊カードとチャージしたいお金(台湾ドル)を渡して、「チャージ(中国語で「加値(チャーズ)」)」とお願いすれば大丈夫です。
もし中国語がわからなくても、カードとお金を出せば、お店の人はわかってくれることがほとんどなので安心してくださいね。
悠遊カードは日本でチャージできますか?

「次の台湾旅行のために、日本にいるうちにお金を入れておきたいな」と思う方もいるかもしれません。
でも、とても残念なのですが、悠遊カードにお金を入れる(チャージする)のは、台湾でしかできません。
日本にいる間にチャージする方法は、今のところないのです。
チャージは、台湾に着いてから、MRTの駅やコンビニで、台湾のお金(台湾ドル)を使って行う必要があります。
前にお話ししたKlookやKKdayで「お金が入った状態のカード」を予約することはできますが、それは「チャージ済みの新しいカードを買う」ということです。
すでに持っているカードに、日本からお金を追加することはできないので、覚えておいてくださいね。
まとめ:悠遊カードの事前購入

台湾旅行の必需品である悠遊カードの事前購入や現地での入手方法について解説しました。
最後に、この記事の要点を箇条書きでまとめます。
- 悠遊カードは台湾の交通機関やコンビニで使える便利なICカード
- 日本での事前購入はAmazonや楽天などのECサイトで可能
- ECサイトでは限定デザインやキーホルダー型を選べる
- ECサイトでの購入は価格が割高になる傾向がある
- ECサイト購入のカードは残高0元で届くため現地チャージが必須
- KlookやKKdayで事前予約し、台湾の空港で受け取る方法もある
- KlookやKKdayは現地価格に近く、チャージ済みプランも選べる
- KlookやKKdayの受け取りは主に桃園国際空港の指定カウンター
- 台湾現地ではMRT駅の券売機や窓口で購入するのが基本
- MRT駅では基本カードを1枚100元で購入できる
- コンビニ(セブン、ファミマ)でも購入でき、デザインが豊富
- 桃園国際空港ではMRTサービスセンターや24時間営業のコンビニで買える
- 台北松山空港でも国際線・国内線エリアのコンビニで購入可能
- チャージは台湾のMRT駅やコンビニで台湾ドル現金のみ対応
- 悠遊カードを日本でチャージする方法はない
今回は、台湾旅行の必需品である悠遊カードの事前購入方法について、日本国内での入手から台湾の空港での受け取り、現地での購入方法まで幅広くご紹介しました。
悠遊カードは、台湾のMRT(地下鉄)やバス、シェアサイクルといった交通機関はもちろん、コンビニや多くのお店での支払いにも使える非常に便利なカードです。
これ一枚持っているだけで、旅行中のわずらわしい小銭の管理や切符の購入から解放されます。
その結果、移動や買い物が格段にスムーズになるでしょう。
日本にいるうちにお気に入りのデザインを選んで準備しておくか、あるいは台湾到着後に空港や市内のコンビニで手軽に入手するか、ご自身の旅行プランや優先順位に合わせて選ぶのが良いと考えられます。
チャージは現地で行う必要がありますが、その方法も駅の券売機やコンビニで簡単に行えます。
この記事が、あなたの悠遊カード準備の助けとなり、快適で充実した台湾旅行のスタートを切るきっかけになれば幸いです。
ぜひ、便利な悠遊カードを活用して、素晴らしい台湾の旅をお楽しみください。